酒場の京都学 加藤政洋著 形態や立地から歴史を追う

2020/2/22付
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日本経済新聞 朝刊
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「酒場が好きです」。冒頭の一文が象徴するように、考察対象は酒ではなく酒場だ。近代文学やガイドブックのテキストを援用し、酒場の形態や立地、歴史を遡る。京都という他に類を見ない〈場〉で酒を飲む〈楽しみ〉をひしひしと感じる一冊だ。

京都はお茶屋と料理屋の酒席が明確に分かれていたが、明治末まで大衆が気軽に酒を飲める場所はなかった。大きく変わったのは大正時代、昼夜に一杯引っかける「酒場」が登場した。旧制三…

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