西への出口 モーシン・ハミッド著
混然一体となった世界描く

2020/2/15付
情報元
日本経済新聞 朝刊
保存
共有
その他

殆(ほとん)どの読者にとって移民や難民とは、新聞やテレビニュースの中の出来事だろう。同情はすれど、自分がそうなるとは想像だにしない。パキスタン出身の英語作家モーシン・ハミッドによる本作は、その幻想を容易(たやす)く破壊する。

物語の中心は、一組の男女。広告代理店と保険会社に勤めるサイードとナディアは、どこにでもいるような都市生活者のカップルだ。住む場所が、イスラム圏ということ以外ははっきりしない…

[有料会員限定] この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。

電子版トップ



[PR]