半歩遅れの読書術名著ゼミで育つ共同研究者 佐藤卓己 「読みたい」より「読むべき」本を

2020/2/15付
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日本経済新聞 朝刊
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「中国化」論で知られる與那覇潤さんの『荒れ野の六十年』(勉誠出版)を読んでいる。副題「東アジア世界の歴史地政学」が示すように、日中韓の歴史認識を論じた内容だが、わが恩師たるドイツ史家・野田宣雄先生の『二十世紀をどう見るか』(文春新書)が何度か引用されていた。私が與那覇さんの愛読者である背景に、京都学派的文明論があることも改めて確認できた。

近代日本とちがって20世紀の「国民国家」形成にうまく対応…

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