歌手 串田アキラ(1)
デビュー当時の衣装
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「からっぽの青春」「しあわせの限界」。1969年にデビューした僕が当時歌っていた曲は暗い。
スティーヴィー・ワンダーの「太陽のあたる場所」もカバーしたが、原曲は「夢に向かって走り続ける」という希望の歌詞のはずなのに、僕のバージョンは歌い出しから「疲れはてた」で始まる。写真では笑顔を見せない。衣装も重苦しい雰囲気と、暗めで売る戦略は徹底していた。
デビュー前、リズム&ブルースをやっていた。レコード会...
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