こころの玉手箱作家・写真家 星野博美(2) 祖父の工場にあった電気スタンド

2020/1/21付
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日本経済新聞 夕刊
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外房・御宿の鰯(いわし)漁師の息子だった祖父は、同郷の人を頼って大正5年(1916年)、13歳で上京し、東京の白金の町工場で修業を始めた。

家を出たらすぐ目の前に海がある御宿の暮らしからはかけ離れた世界だ。集落の男たちほとんどが同じ船に乗り、どこを向いても親戚だらけの、地縁、血縁、職業縁が三つ巴になったような漁師の世界から切り離され、さぞ心細かったことだろう。

祖父は12年間、人の工場で従業員と…

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