カキ殻、広がる用途 ボルダリング滑り止めに
「手にやさしい」好評
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塗料や接着剤などの材料メーカーの山陽クレー工業(岡山県備前市)は、粉状に砕いたカキ殻を使った学校用チョークや特殊接着剤の原材料などの製造に2008年から取り組んできた。昨秋には培ってきた粉砕技術で、民芸品用下塗り顔料として不純物の少ないキメ細かな粒子のカキ殻粉「吉備胡粉(ごふん)」を開発、新用途を探る。
ターゲットに浮上したのは、東京五輪の正式競技にもなったボルダリングの滑り止めとなるクライミン...
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