東大病院放射線科医 前田恵理子さん(1)
肺がん 4度の再発越えて
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2015年2月、私は勤務先の東京大学病院のコンピューター断層撮影装置(CT)操作室で、撮られたばかりの自分の画像を見つめていた。とげとげしい18ミリメートル大の肺結節が映し出されていた。放射線科医の矜持(きょうじ)で10種類ほど鑑別診断を考えたが、どう見ても9割以上の確率で肺がんと言わざるを得なかった。
「ごく初期の肺がんなので切れば治る」と信じて10日後に受けた手術は、容赦ない現実を突きつけた...
肺がん 4度の再発越えて
2015年2月、私は勤務先の東京大学病院のコンピューター断層撮影装置(CT)操作室で、撮られたばかりの自分の画像を見つめていた。とげとげしい18ミリメートル大の肺結節が映し出されていた。放射線科医の矜持(きょうじ)で10種類ほど鑑別診断を考えたが、どう見ても9割以上の確率で肺がんと言わざるを得なかった。
「ごく初期の肺がんなので切れば治る」と信じて10日後に受けた手術は、容赦ない現実を突きつけた...
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