今年の東証1部、売買代金7年ぶり薄商い
株価変動率が低下、機械の減少目立つ
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2019年の東証1部の売買代金は512兆円と7年ぶりの低水準となった。時価総額上位100社のうち8割の企業の売買代金が前年比で減少した。米中貿易協議の先行き不透明感から上値を追いづらい一方、下値では日銀の上場投資信託(ETF)買いが意識されて株価変動率が低下。短期の値幅取りを狙う売買も勢いを欠いた。
19年の東証1部の売買代金は12年(273兆円)以来の少なさで、アベノミクス相場以降では最低とな...