関電、長引く経営空白
金品受領 第三者委の結論越年、原発対策 停滞期限迫る
[有料会員限定]
関西電力の経営刷新が遅れそうだ。役員らが福井県高浜町の元助役から多額の金品を受け取っていた問題で、第三者委員会は最終的な結論を2020年1月以降に持ち越した。これに伴い岩根茂樹社長の後任人事もずれ込む。問題が発覚した9月以降、原子力発電所再稼働や中間貯蔵施設の選定などの課題は棚ざらしになっており、関電の経営は空白が続く。
「年内で結論を出すのはもはや全く無理」。15日、大阪市で記者会見を開いた第三者委の但...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1075文字