(222) 経済学者・宇沢氏の遺志
持続可能な生活 模索
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ひとりの経済学者がまいた種が芽を出し、しっかり根付いている。鳥取県米子市の「よなご宇沢会」の人たちと会って、その感を深くしました。その経済学者は、2014年9月に86歳で亡くなった宇沢弘文氏です。
私が宇沢氏の存在を知ったのは、氏が1974年に出版した『自動車の社会的費用』を読んだことです。当時、マイカーブームが起きていました。自動車はビジネスパーソンの夢でした。
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従来の経済学では、経済...
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