春秋

2019/11/22付
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日本経済新聞 朝刊
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「令和」発祥の地、福岡県の坂本八幡宮には平日の午後なのに、参拝者の列が絶えなかった。大宰府政庁跡の奥に立つ。長官でもあった大伴旅人の邸宅の跡といわれ、天平時代、サクラならぬ「梅を見る会」が催された場所である。あるじをはじめ計32人が歌を詠んだ。

▼旅人を上座にして左右に並んだ役人らが、次々に歌の興趣を引き継ぎ、取り込む。歌群は万葉集の中で、小品のようにキラリ光っている。国文学者の伊藤博さんは「互い…

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