<書物の身の上 出久根達郎>金もうけは先人の知恵
理に適った利殖の秘訣

2019/11/16付
情報元
日本経済新聞 朝刊
保存
共有
その他

人から借りて返さなくともいいものがある。借りっぱなしで、かつ、それから生まれた利益はみんな自分のものになる。それは何か。

先人の知恵である。このすばらしいものを、使わない手はない(谷孫六(たにまごろく))。

報徳思想で殖産を説いた二宮尊徳が、広大な竹林を金をかけずに畠(はたけ)に変えられないか、と相談された。一年猶予の条件つきで引き受けた。春先、竹林に生えた筍(たけのこ)を、無料で人々に掘らせた…

[有料会員限定] この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。

電子版トップ



[PR]