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<書物の身の上 出久根達郎>野中千代子の『女大学』

夫の気象観測支えた忍耐

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「千代子は道灌山(どうかんやま)の頂(いただき)に立って富士山を見ていた」

新田次郎の長篇『芙蓉(ふよう)の人』の、冒頭の一節である。

道灌山は東京西北部の台地にあり、芙蓉は富士山の雅称、芙蓉の人は美人をいい、この小説では千代子を指すが、広い意味で、明治二十八(一八九五)年に冬の富士山頂において、越年の気象観測をやってのけた野(の)中(なか)至(いたる)と千代子夫妻を示している。

天気は高い空から変...

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