受領の詳細明かさず

関西電力の役員らが福井県高浜町の元助役から多額の金品を受領していた問題は、巨額の資金が動く原子力発電事業の不透明さを浮かび上がらせた。いびつな関係が長年続いていたにもかかわらず、対応は個人任せで組織としての機能不全も露呈。関電側は「違法性はない」と説明するが、誰がいくら受け取ったかなど詳細は明かさぬまま。今後、説明責任が問われそうだ。（1面参照）

27日午前、大阪市の関電本社で急きょ開かれた記者...