春秋

2019/9/17付
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日本経済新聞 朝刊
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数年前の初秋の頃だった。東京のJR中央線・西荻窪駅近くの居酒屋で、外国人の熟年の紳士が、ひとり静かに杯を傾けていた。「おねえさん、お酒を人肌で」。端正な日本語だ。酒のみとして相当、年季が入っている。あんなふうになりたいものだと深く感じ入った。

▼後日、その紳士を早稲田大学のキャンパスで見かけた。はたと気づく。戦後日本の大衆文化史などを研究するマイク・モラスキーさんではないか。ニッポンの都市文化とし…

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