G7覆う自国第一主義
協調崩れた1930年代を想起
[有料会員限定]
仏南西部ビアリッツで開いていた主要7カ国首脳会議(G7サミット)は26日、エスカレートする米中貿易戦争など国際的な緊急課題への答えを示せないまま閉幕した。世界景気の先行き不安が広がるなか、自国第一主義がG7を覆う。米中が高関税をかけ合い通貨安を競う現状は1930年代を想起させる。発足から40年あまり、サミットは大きな転機を迎えた。(関連記事総合2、政治面に)
19世紀に欧州列強の王侯貴族が集まった...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1196文字