老化で広がる脳の炎症、仕組み解明
[有料会員限定]
東京医科歯科大学
田辺勉教授らは老齢のマウスを使った実験で、脳の炎症が広がる仕組みの一端を解明した。免疫細胞のあるたんぱく質の働きを妨げると炎症を抑えられた。このたんぱく質を標的とした薬の開発などにつながる。
免疫細胞のミクログリアは脳内で炎症を起こして異常な細胞や分子を除去する。通常は炎症を起こした後に神経細胞を守る性質に変わるが老齢の脳では切り替えがうまくできなくなる...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り191文字