言葉という生きもの
宮下奈都

2019/8/18付
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日本経済新聞 朝刊
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学生時代、歴史を学んでいた友人が、古い書物を復元するときに文字が読めなくなっているものがある、という話をしてくれたことがある。そこにあったはずの文字が消えてしまっていとおかし、みたいなことをいう。読めないところになんという文字が入っていたのか、こういう意味か、また別の文字だったとすればこういう意味か、などと思いをめぐらせたり、議論したりすることがいとおかしなのだ、と。

消えた文字、消えた言葉。な…

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