所有者不明地 国土の2割に?
「北海道並み」の試算も 登記義務付け、抑制期待
[有料会員限定]
誰が所有しているのかがわからない「所有者不明土地」が全国で増えている。所有者が死亡して財産を相続する際などに次の所有者を登記しないケースが多いためだ。都市開発が遅れ、町並みが荒廃する懸念が指摘されている。2016年時点で九州本島を上回る規模に広がり、2040年に国土の2割、北海道本島の面積に迫るとの試算もある。対策は始まったばかりだ。
「所有者は亡くなり、相続登記もされていないようだった」。千葉県...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1656文字