「独りの最期」を清算
相続財産管理人の選任2万人突破 遺言なき故人に敬意
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遺言がなく、法定相続人もいない故人の財産を清算する人々がいる。相続財産管理人。最高裁によると、選任数は2017年に2万人を突破し、少子高齢化や50歳時未婚率の上昇が続く社会で存在感を増している。残された遺品や財産はどのように処分されるのか。「独りの最期」に寄り添う清算の現場を取材した。
(川崎航)
18年8月、東京都内で事務所を営む50代の男性弁護士は、古い一軒家の前に立っていた。家庭裁判所から受...
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