坂井修一 - 日本経済新聞
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坂井修一

一本の木として生きたい 自分を愚者として静観する

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「なぜ自分は人間に生まれたのだろう。大きな森の一本の木に生まれればよかったのに」

中学2年生のとき、とつぜんそんなことを思った。

きっかけは、失恋だったか。試験に失敗したのか。親友に裏切られたからか。今となってはよく覚えていない。とにかく、「木」として生きることを夢想し、それが果たせない現実を怨んだのだった。

これは思春期の一過性の思い。すぐに忘れてしまうだろう。しばらくしてからそんなふうに考え...

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