ゾンビ化した投資信託制度
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日本の投資信託とその制度が旧態依然のままだ。極論すれば、ゾンビ化している。戦後の投信は1951年という早い時期に始まったものの、本来期待される地位を得ていない。制度が個人などの投資家本位ではなく、業者本位で運営されてきたツケである。
例えば商品設計段階で販売の容易さを追求するあまり、流行のテーマを追いかけ、本来の投資家に株式を高値で買わせてきた。結果は過去幾度も経験したように、株式相場が低迷する...
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