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医療に費用対効果の視点(上)診療報酬本体に拡充せよ

鎌江伊三夫・東京大学特任教授

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厚生労働省は2019年度から費用対効果を考慮した新薬価ルールを制度化した。医療技術評価(HTA)の本格的導入である。財政的影響の大きい医薬品・医療機器を対象に、かかる費用と生み出される効果を検証する制度だ。同省中央社会保険医療協議会(中医協)により16年4月から試行的に導入されていたが、奇(く)しくも令和元年が本格導入元年となった。

医療保険財政の悪化への懸念は財務省にも共有されている。去る5月2...

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