FRB緩和 新段階を模索
長期金利を操作・物価目標見直し 利下げ余地乏しく
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【シカゴ=河浪武史】米連邦準備理事会(FRB)が景気悪化に備え、金融緩和の新手法の本格検討に入った。4~5日に開いた討論会では、パウエル議長が「次の景気悪化時には政策金利の下限に直面する」と述べ、利下げ余地の乏しさに懸念を表明した。FRB内には新たに長期金利を操作して市中金利を低めに誘導する案や、2%の物価上昇率目標を修正する案などが浮上している。(総合2面参照)
FRBは4日から2日間の日程で...
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