試薬、カイコから抽出 九大発新興企業が販売
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九州大発ベンチャーのKAICO(カイコ、福岡市、大和建太社長)はカイコの体内で作ったたんぱく質を、試薬として販売する。7月にも国内の研究機関向けに販売を始め、価格は現在日本で販売されている輸入品より大幅に抑える。今年の夏には、米国進出をめざし、3億円規模の資金調達を目指している。
販売を開始するのは、細胞と細胞の「接着剤」として作用するたんぱく質や、細胞の成長を促すたんぱく質など11種類。3月に経...
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