家計の「黒字率」30%超 自由に使えるお金、消費より貯蓄
昨年度、収入増でも備え優先
[有料会員限定]
家計で貯蓄にお金をまわす傾向が強まっている。総務省が10日発表した家計調査によると、収入を消費でなく貯蓄などにあてた割合を示す「黒字率」が2018年度に30%を超えた。働く女性や高齢者の増加で家計収入は増えているが、将来への備えを優先する世帯が多い。
家計調査によると、1~3月の消費支出は29万2284円(2人以上の世帯、月平均)で、前年同期に比べ実質1.9%増えた。4月下旬から5月上旬の大型連...