共生途上国ニッポン(3) 訪日客が招く「観光公害」
市民生活との両立 課題に
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4月の週末、蔵造りの街並みは外国人観光客らでごった返していた。小江戸と呼ばれる埼玉県川越市は、都心から電車で30分という近さから人気が急上昇している。観光客であふれる狭い歩道にはガードレールはない。
自動車と歩行者が接触しかねない状況で、自動車が徐行しながら走る。ベルギーから訪れたユニー・ヴァン・ニーヴンボルフさん(34)は「すてきな建物の写真を撮る時に車が重なるのが残念」ともらす。
川越市の2...