医師の働き方改革 足踏み
厚労省、残業の過労死ライン2倍容認 偏在解消が急務
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厚生労働省は28日、勤務医に適用する残業時間の上限規制の枠組みをまとめた。地域医療に欠かせない一部の医師などは「年1860時間(月平均155時間に相当)」を上限に決めた。過労死ラインの2倍近くにせざるを得ない背景には、医師の働き方改革が足踏みしている現状がある。外科医などが極端に少なく、医師の数も地域によって偏在する問題の解消が急務だ。
厚労省が28日の有識者検討会に報告書案を示し、了承された。...