老朽化するインフラ(下)長期の社会コスト減 重視を
予防保全、長寿命化を左右 中村光・名古屋大学教授
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経済の発展や生活の質向上に大きく貢献する社会インフラの老朽化が社会問題となっている。高度経済成長期に多数のインフラが整備され、現在では膨大な量のインフラの高齢化が急速に進んでいる。
日本を代表するインフラでは、首都高速道路は1962年、名神高速道路は63年、東名高速道路は68年に最初の路線が開通し、東海道新幹線は64年に開業した。いずれも建設後50年を過ぎている。日本全体では2033年に道路橋で...
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