2019年2月17日(日)

火を見るよりも アーサー・ビナード

2019/1/20付
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日本経済新聞 朝刊
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北上山地の小さな村に住む友人を、冬に訪ねた際、新しい日本語を教わった。「火が御馳走(ごちそう)」という。

ぼくの耳には新しかったが、岩手の山村のみんなにとっては昔から当たり前に使っている表現だった。隣の村からだれかがきたり、郵便配達員が巡ってきたり、除雪作業の者が立ち寄ったりして「しばれるね」と挨拶。勝手口を入ってそこに据えられている薪(まき)ストーブに手をかざし、ブーツも脱がずに暖(だん)を取…

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