三大都市圏の単身高齢者、1割突破
財政圧迫の懸念 在宅ケアへシフト急務
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一人暮らしの高齢者が大都市で急増している。日本経済新聞が国勢調査を分析したところ、三大都市圏(1都2府5県)は2000年以降の15年間で2.1倍の289万人に達し、15年に初めて世帯全体の1割を突破した。単身高齢者は介護や生活保護が必要な状態に陥りやすい。社会保障の財政運営が厳しくなる懸念が強まり、在宅を軸に自立した生活を支える「地域包括ケア(総合・経済面きょうのことば)システム」の構築が急務となる。(関連記事総合・経済面に)...