EU、AIに倫理指針 人種や性別の差別防ぐ
年内に最終案、判断の仕組み透明化
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欧州連合(EU)は、人工知能(AI)の倫理指針を策定する。有識者会議の原案が明らかになった。企業にAIの判断過程をわかりやすく説明させるなどの内容で、2018年末までに欧州委員会が最終案を作る。AIは融資や人事採用での活用が広がるが、人種や性別などの偏ったデータをAIが読み込み、差別的な分析が増える懸念も出ていた。指針は他国の規制や企業の動きにも影響しそうだ。
EUは、膨大なデータを経済活動に生...