原油、強まる上昇圧力
イラン産供給減懸念、他産油国も動かず
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【カイロ=飛田雅則】原油価格への上昇圧力が強まっている。国際指標の北海ブレント原油先物は日本時間25日、一時1バレル82ドル台まで上昇し、3年10カ月ぶり高値をつけた。米国による経済制裁でイラン産の供給減が懸念されるなか、他の主要産油国が23日、増産を見送った。需給が逼迫するとの不安から、原油市場で先高観が広がりつつある。
「市場には適正に原油が供給されている」。サウジアラビアのファリハ・エネル...
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