胎児の心臓、AIが診断
理研など 疾患、精度96%で判定 20年度にも実用化目指す
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理化学研究所と富士通、昭和大学の研究グループは胎児の心臓の異常を人工知能(AI)を使って判定する技術を開発した。胎児の超音波画像に映る心臓と血管の位置などをAIに学ばせると、96%の精度で先天性心疾患を判定できた。2020年度にも医療機器として実用化を目指す。
先天性心疾患は全出生児の1%にあたる年間1万人が患う。胎児の心臓を調べる超音波診断は専門医の知識が必要で、約約4割の胎児は出産前に見つけ...