WTO 高まる改革機運
貿易戦争、歯止めとなるか 中国の不公正、是正求める
[有料会員限定]
トランプ米政権が仕掛ける貿易戦争への懸念が広がるなか、「通商の番人」である世界貿易機関(WTO)の改革機運が高まってきた。欧州連合(EU)や米国、日本は補助金の透明性向上や経済のデジタル化への対応を提案、中国を巻き込んだ新たな国際ルールづくりを模索する。報復関税の応酬に歯止めをかけ、自由貿易体制を再構築できるか。WTOは岐路に立たされている。
◇
「世界貿易機関(WTO)の近代化に向けた提案」。欧州...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り1429文字
関連キーワード