2019年6月18日(火)

カモメの日の読書 小津夜景著 漢詩への偏愛知の言葉で

2018/7/21付
情報元
日本経済新聞 朝刊
保存
共有
その他

副題は「漢詩と暮らす」。俳人が偏愛する40編を訳し、エッセーを付した書だ。漢詩といえば書き下し文で読むものだが、その素養を失ってしまった私たちに感得できる現代詩として著者は差し出す。別離の悲しみや日々のわずらい、はたまた幽明の境に遊ぶ心を詠った詩編をまずはゆっくり堪能したい。

著者の教養は西欧の文学と哲学で、漢詩を味読するために持ち出されるのはルネサンス期の人文学者アルベルティや詩人ボードレール…

[有料会員限定] この記事は会員限定です。電子版に登録すると続きをお読みいただけます。

関連キーワード

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報