東京デスロック+第12言語演劇スタジオ「カルメギ」
日韓合作、音響演出でメロドラマに
[有料会員限定]
日本語やハングルの新聞が敷き詰められた廃墟(はいきょ)のような空間で、韓国人俳優8名と日本人俳優4名が、互いの言語を織り交ぜつつ演じる。題名は韓国語で「かもめ」。チェーホフ作品を1930年代の朝鮮に翻案した韓国のソン・ギウンの劇作を多田淳之介が演出した(石川樹里訳)。初演版は韓国の東亜演劇賞を三部門で受賞。日本では4年ぶりの再演となった。
半島北部に暮らす文学青年ギヒョク(イ・ガンウク)を主人公...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り520文字