認知症に超音波治療 東北大、治験へ
原因物質の蓄積抑制
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東北大学の下川宏明教授らは20日までに、超音波を使い認知症の進行を遅らせることを目指す医師主導の臨床試験(治験)を6月中にも始めると発表した。患者の頭部に超音波を当て、原因となるたんぱく質をたまりにくくする。認知症を超音波で治療する治験は初めてという。
治験は軽度の「アルツハイマー型認知症」と、その前段階にあたる軽度認知障害(MCI)の患者を対象にする。
まず東北大病院で50~89歳の5人に対し...
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