メキシコ、身構える企業 大統領選、新興左派が独走
石油開放に反対 対米交渉で強硬
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【メキシコシティ=丸山修一】7月1日投開票のメキシコ大統領選で新興左派の野党候補が独走態勢を固めつつある。汚職や犯罪を抑止できない現政権への有権者の不満を受け止めている。最低賃金や年金支給額の引き上げのほか、油田開発などの民間開放の停止、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉における対米強硬姿勢などポピュリズム(大衆迎合主義)といえる政策を並べる。企業は身構え始めた。
首都メキシコシティから北方へ...
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