東京の下町・神田、不動産市況にみる「古さ」の復権
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東京を代表する下町の一つ、千代田区神田の不動産市況が回復している。本格的な開発の波を受けず、取り残された感もあるエリアだが、オフィス賃料や地価の手ごろさが見直されている。最近は「古さ」に魅力を感じた若い世代が店を構えるようになり、街の表情も変わりつつある。
古書の街、神田神保町に拠点を置く不動産鑑定士の松岡貴史氏は、ここ数年で街の雰囲気が変わったと感じている。往来に若い世代が目立つようになった。飲...
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