遺伝子でリスク探る
ロンドン大学分子神経学教授 ジョン・ハーディ氏
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アルツハイマー病に関わる遺伝子の変異は古くから調べられていた。最初に見つかったのはアミロイドベータの変異だ。これは50代で発症するころにみられ、初期のアルツハイマー病に関わることが分かった。もう一つの原因物質であるタウの変異は、認知症全体に関わっている。
アミロイドベータはアミロイドベータ前駆体たんぱく質(APP)が切断されてできる。ただ、APPからアミロイドベータができない経路もあり、これらの仕...
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