王子製紙 矢嶋進社長 「製紙再編は不可避」
三菱製紙を持ち分法適用会社に 「印刷向け、需要3割減も」
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国内製紙最大手の王子ホールディングス(HD)は2月、同6位の三菱製紙に33%を出資して持ち分法適用会社にすると発表した。大手6社がひしめき、統合が進まない製紙業界だが、盟主の王子が一歩を踏み出した。国内の紙・板紙需要は2018年に8年連続で減る見通し。生き残りをかけた業界再編の行方を矢嶋進社長に聞いた。
――三菱製紙への出資を決めた理由は。
「将来も紙はなくならないと思うが、電子化や少子化で、需要が確実に減る覚悟をしないとい...
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