山折哲雄(12)雨ニモマケズ 「ヒドリノトキハ」新解釈 「日取り」「一人」説に傾く

2018/3/12付
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日本経済新聞 朝刊
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夏になると、学校にはプールがなかったので、北上川で水浴びをして遊んだ。水量豊かな大河で、町の東端を悠々と流れ、猿ヶ石川との合流点あたりを宮沢賢治はイギリス海岸と呼んでいた。人気の場所だったが、水の流れが急に変化するところでもあった。そのため私はその辺で泳いでいるうちに溺れてしまった。水をしたたかに飲みこみ、やっと助けだされたとき、あの『風の又三郎』のなかで吹く風の音がゴーと鳴っていたことを覚えて…

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