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中村彰彦「落花は枝に還らずとも」 福島・会津若松市

負けたのだ、わが藩は負けてしまったのだ

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「今年は戊辰戦争150年」。会津ではこう語る。この地の人々にとって、明治という時代は新政府軍への降伏と藩の滅亡という屈辱と苦難とともに始まった。

本書の主人公は最後の会津藩主、松平容保に仕えた秋月悌次郎。藩校日新館で学び江戸の昌平坂学問所へ留学した秀才で、京都で藩の公用方として薩摩藩との同盟締結などに活躍したが、蝦夷地に左遷された。会津戦争では軍事奉行添役として降伏交渉の使者を務めた。本書は秋月...

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