/

この記事は会員限定です

貧しい出版者 荒木優太著

二者択一迫る思考への疑問

[有料会員限定]

文芸評論の力作だが、本書の味わいは評論の肝だけでなく皮も同時に食した方が楽しめる。

例えば刊行の経緯だ。今年31歳になる著者は、大学に籍を置かない「在野研究者」としてネット上で論文を発表してきた。「小林多喜二と埴谷雄高」論(本書では第一部に収録)を5年前に自費出版したところ話題になり、増補してこの本に至る。

一連のいきさつのほか、研究や出版の「貧しい」現状を吐露した第三部と、評論をまとめた第一・...

この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

残り345文字

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン

権限不足のため、フォローできません