医薬・健康、産学で連携 3県協力の枠組みを
富山県立大 榊利之教授
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医薬品や医療機器の企業が集積する北陸で産学連携の機運が高まっている。薬効や体内の吸収メカニズムといった分野の研究を中心に県内外の会社と協力してきたのが富山県立大学だ。連携を進めるため、4月には薬の製造や品質管理方法を学ぶ「医薬品工学科」を新設した。同大で産学連携を担う榊利之教授に今後の方向性や課題を聞いた。
――新設した医薬品工学科の狙いは何ですか。
「これまで薬効の調査などの基礎研究で企業と協力...
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