アパレル大混戦(下) 百貨店頼み、大手落日
潤沢な資産、改革鈍らす
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東京都港区の東京ミッドタウンから徒歩10分弱。再開発が相次ぐエリアで不動産業界の注目を集めるビルがある。アパレル大手の三陽商会が取引先向けの展示会を開く自社ビル「青山ビル」だ。
2016年12月末時点の帳簿価額は約32億円だが、売却すれば取引額は100億円にのぼるとの見方もある。三陽商会は英「バーバリー」ブランドを15年に手放してから深刻な販売低迷に苦しみ、17年12月期の連結純損失は13億円と...
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