京大、子宮頸がん予防へ治験
ウイルス抑制物質開発
[有料会員限定]
京都大学の萩原正敏教授らは、子宮頸(けい)がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の増殖を抑える物質を開発した。増殖を邪魔することで、感染する細胞が増えるのを抑えて治療する。来年度にも、子宮頸がんの前段階の症状が表れた患者を対象に、医師主導の臨床試験(治験)を始める。
ヒトパピローマウイルスは100種類以上見つかっており、人間の細胞にもともとあるたんぱく質を利用して増える。萩原教授らは、...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り217文字