2019年6月16日(日)

シンパサイザー ヴィエト・タン・ウェン著 戦争が引き裂く個の悲しみ

2017/9/23付
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日本経済新聞 朝刊
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主人公には居場所がない。戦時下のベトナムでフランス人の宣教師と現地のメイドの間に生まれた彼は、妾(めかけ)の子と罵られて育つ。唯一彼を助けてくれたのが同級生のマンとボンだ。彼ら三人は義兄弟の契りを結ぶ。この関係が、やがて主人公を引き裂くことになる。

大人になったマンは共産主義者として、南ベトナム政府転覆を工作する。そしてボンは、愛国者としてベトコンと戦う兵士となるのだ。二人の友に同時に忠実でいる…

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