2018年10月18日(木)

戸籍と無戸籍 遠藤正敬著 実はあいまい「日本人」の輪郭

2017/7/29付
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日本経済新聞 朝刊
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私  一ノ瀬俊也という人間が「日本人」であることは、戸籍謄本を取り寄せて読めば、幕末生まれの先祖が佐賀県で暮らしていたこと、その代々の子孫たちとともに自分の名前が書いてあることで、揺るぎない事実のようにみえる。多くの人は結婚や肉親の生死といった人生の岐路に際し、戸籍により「日本人」としてのおのれの輪郭を確かめる。

しかし、本書はそのような輪郭が実はいかにあやふやであるかを、戸籍の歴史を通じて教え…

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